フランスアンティーク 祈りの書 ロマンチックブック

繊細な金彩と浮き彫り装飾が目を引く、美しい宗教書をフランスよりご紹介いたします。

こちらは1850年、カトリック教育の名門出版社「Ad. Mame et Cie」によって刊行された信仰指導書。
Bibliothèque Pieuse des Maisons d’Éducation（教育施設のための敬虔な文庫）というシリーズの一冊で、修道院学校や寄宿学校での祈り・黙想・聖体拝領の準備に用いられていたものです。

表紙には、子どもたちを祝福するキリストの姿が浮き彫りで描かれ、まるで聖なる物語の扉を開くかのような佇まい。中央のイメージを囲む装飾は、優雅なロカイユ様式と花のモチーフ。小さな手に収まるサイズながら、その存在感はまるで祈りの宝石のようです。

内側には、聖体拝領や待降節の黙想、アヴリヨン神父やボシュエによる宗教的な教えが、フランス語で美しく綴られています。

経年による擦れや小さな傷、表紙のくすみなどございますが、まだまだ全体的にしっかりとした状態を保っており、19世紀の経年による擦れや小さな傷、表紙のくすみなどございますが、全体的にしっかりとした状態を保っており、19世紀の宗教書としては大変美しいコンディションです。ページの破れや大きな欠損は見られません。

祈りと美しさがひとつになったこの一冊は、アンティークブックの愛好家だけでなく、宗教美術やロマンティックスタイルがお好きな方にも心からおすすめしたい逸品です。

◎サイズ
12×8.5
厚み2cm

100年以上のアンティークのため、全てのコンディションを記載できません。よくお写真もご覧いただき、気になる場合は別途お問い合わせくださいませ。ご了承の上ご購入をお願いいたします。

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